家族を後見人の候補者とするか,専門職の方に後見人を頼むかどちらがよいですか? A. 家族が後見人になるか,司法書士などの専門職が後見人になるかですが,現在,後見人等に選任される割合は,親族後見と専門職後見がだいたい半分ずつとなっています。 親族後見は, ・費用がかからない ・親族だけに細やかなケアが可能 ・支出が必要になったとき素早く対応できる 等のメリットがありますが, ・財産の管理,年次報告の義務が負担になる ・後見人にならなかった親族とトラブルになる可能性がある ・後見人と本人の財産の分別がしにくい といったデメリットがあります。 専門職後見は, ・財産の管理をきちっとしてもらえる ・法律的なトラブル等にも適切に対応してもらえる ・年次報告等の負担がない 等のメリットがありますが, ・費用がかかる ・急な支出に対応しにくい(後見人を通す必要があることから) といったデメリットがあります。 ご本人の状態や申立人様の事情により異なりますので,詳しくは当事務所にお問い合わせください。
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